フリーランスや個人事業主は知っておくべき源泉徴収と請求書の書き方

「源泉徴収…」社会人として働いていれば聞いたことは当然あると思いますが収入を得ると税金が発生してしまうんですよね。源泉徴収はその納め方なのですが、意外とちゃんと知らない人の多いこの源泉徴収に関して説明します。

会社員の場合、会社がしっかり所得税を徴収してくれるので給与明細も手取り金額だけを見てしまい「税金ってよく分かんないんだよね」という人も多いのも事実。私も会社員時代そうでした。現在私はフリーランスで仕事をしているので税金に関しては以前よりも意識せざるを得ない働き方になっています。

この記事ではフリーランス(個人事業主)の方、今後独立しようとしている方、個人で在宅で仕事をしたいと思っている方が必ず知るべき所得税の源泉徴収に関して説明しています。

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そもそも源泉徴収って何なの?

源泉徴収の仕組み

源泉徴収とは、お客様(クライアント・支払者)が報酬を支払う際にあらかじめ所得税などの税金を差し引いて国へ代わりに収める制度です。

もし、あなたがフリーランスで仕事をしていて源泉徴収の対象になる仕事をしている場合、報酬から「所得税」や「復興所得税」があらかじめ引かれた金額が支払われます。

所得税は通常稼いだ人がその年の金額を自分で計算して納めるの(申告納税制度)ですが、特定の仕事内容によっては支払う側が税額を徴収して払う制度(源泉徴収制度)となっています。

申告所得税制度(確定申告で税金を計算して納付)

源泉徴収制度

徴収された税金は返ってこないの?

会社員の場合は年末調整によって源泉徴収した金額を調整して1年の所得金額を確定させる作業を行います。11月~12月初めぐらいに「これ書いてください!」と総務から紙を渡されませんか?それが年末調整用の用紙です。

個人事業主(フリーランス)の場合は翌年2月~3月に行う確定申告によって過不足分を調整します。

会社員、フリーランスどちらも多く支払いすぎた場合は戻ってきますし(還付金)逆に少ない場合には追加で納付することになります。会社員の場合は12月の給料で調整となります。

フリーランスの場合、支払者が源泉徴収する仕事内容

以下のような仕事が支払者が報酬を支払う際に源泉徴収することになっています。

原稿料、講演料

原稿、挿し絵、写真、デザイン、著作権、著作隣接権の使用料、講演の報酬、技芸やスポーツなど知識等の教授や指導料、書籍の装丁の報酬

特定の資格者に支払う報酬

弁護士・公認会計士・司法書士等の特定の資格を持つものに支払う報酬

映画・演劇など

映画・演劇その他の出演、演出、企画に係る報酬・料金や俳優や映画・舞台などの監督に支払う報酬

ホテル・旅館など

ホテル・旅館などにおいて客に対して接待等を行うことを業務とする、いわゆるパンケットホステス、コンパニオンやバー・キャバレーに勤めるホステスなどに支払う報酬

スポーツ選手など

プロ野球選手、プロサッカー選手、プロテニス選手、モデルや外交員に支払う報酬、プロ野球選手の契約金など一時的に支払う契約金

賞金など

広告宣伝のための賞金や馬主に支払う競馬の賞金など

源泉徴収の税率

あなたが受け取り側(フリーランス)の場合、手取り金額は報酬の消費税込総額から源泉税率を引いた金額になります。と、文章で言っても分かりずらいので下にある報酬2万円(税別)の場合の請求書をご覧ください。

現在の税率(2019年1月)は所得税10%+復興所得税0.21%の合計10.21%です。これは1回の報酬(ギャランティ)が100万円を超えない場合で100万円を超えると超えた部分に掛る税率は倍の20.42%となります。

消費税込み金額で税率かけるの?消費税抜き金額で税率かけるの?

これは基本的には源泉徴収は消費税を含んだ金額全体に税率を掛けて計算することになります。

ただし、請求書で消費税込金額の総額で書かず、報酬の金額と消費税を別で記載する場合には消費税抜き金額に税率をかけることが可能です。

この点については「請求書に源泉徴収金額を書かなくても大丈夫です」というクライアントもいますので電話・メール等で確認したほうがいいですね。

例1)請求書に報酬21,600円(消費税込)と記載の場合

21,600×10.21%=2,205円が源泉徴収額、手元に振り込まれるのは、

報酬21,600円(税込)ー源泉徴収額2,205円=19,395円

例2)請求書に報酬20,000円 消費税1,600円(8%)と記載の場合

20,000×10.21%=2,042円が源泉徴収額、手元に振り込まれるのは、

報酬20,000円-源泉徴収額2,042円+消費税1600円=19,558円

「2万円で仕事をして」と約束しても「手取り2万円」という約束でないと手元には2万円残らないということですね。

手取りの金額を報酬額とする場合

もし「手取り2万」の報酬とする場合(手元に2万円残すようにする)には、

源泉税率10.21%の場合には、0.8979で割り返します(1-0.1021)

20,000円÷0.8979=請求金額22,274円

となります。

まとめ

源泉徴収に関しては徴収が必要かを判断・判定を行う必要があるのは支払者側です。何か問題が起こった時に責任を負うのは支払者側となります。

請求者は請求書への記載義務はありませんが上で説明した消費税を含むか含まないかなどの判断も支払者にあるのでトラブルを防ぐ意味でも事前に確認を行いうやむやにせずに請求書に源泉税額を記載するようにしましょう。

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