パート、アルバイト、派遣などの非正規社員として繋ぎで働くという事

「働くなら安定した正社員で長く」

そういう風に考える人も多いと思います。私も学生の頃、親に「ちゃんと将来のこと考えて正社員でボーナスもらって働くように」と言われました。

実際に正社員になっても「えっ!こんなに!」っていうほどのボーナスをもらった記憶があまりないのですが・・。

下は正規雇用と非正規雇用労働者の人口推移ですが、働く人の全体を見れば正社員の割合が多いのですが、パート、アルバイト、派遣社員などの非正規社員の人口は平成元年の19%から平成29年には37%とゆるやかに増え続けています

正社員人口は横ばいもしくは減少の期間が続いていたのですが、ここ数年は正社員採用に関しても売り手市場へと変化の傾向が見られ少しではありますが増えてきているようにも見えます。

PR
スポンサーリンク

パート、アルバイト、派遣社員の違いとは

実際に非正規社員の働き方は、その雇用形態で働いてみないと詳しく分からないものですが、私はパート、アルバイト、派遣社員とも経験していますので説明させていただきます。

パート・アルバイト

まずはパートとアルバイトなのですが、厳密にはこの二つに違いはありません。イメージ的にパートは主婦、アルバイトは学生やフリーターの印象があると思いますが法的にはどちらも「パートタイム労働者(短時間労働者)」と位置付けられています。

比較的短い勤務時間で求人数も多いです。フルタイムの求人も当然ありますし、3時間や5時間の勤務、短期の仕事、シフト制など多種多様です。

曜日や時間を調整しての掛け持ちが出来るので、私も正社員を辞めた後、しばらくアルバイトをしながら資格スクールに通って勉強して次の転職に生かしました。完全な無職だとどんどん減っていく貯金に焦ってしまいますが、少しでも生活費の足しになる収入があると心への負担が各段に違います

また正社員に比べれば辞めやすいので転職活動をしながらアルバイトをしていたバイト仲間も多くいました。みなさんも学生のころなどにアルバイト経験がある人が多いと思うのでパート・アルバイトに関してはイメージ付きやすいかと思います。

当然ながら、昇給やボーナスには期待出来ませんし、正社員と同じ時間働いても収入は低い場合が多いです。比較的自由度が高い雇用形態の代償と言えそうです。

派遣社員(一般派遣社員)

一方派遣社員ですが、正社員・パート・アルバイトが「その会社」に雇用されるのに対して派遣社員は「派遣会社」に雇用された後、別の企業(派遣先)で働くことになります。

実際に働いている場所が自分所属している会社ではないという変わった雇用形態ですので、「一緒に働く同僚の人たちが同じ会社じゃないなんて・・」と、この点が引っ掛かる人もいると思います。

派遣社員というのは非正規社員全体の6.6%、労働人口全体の2.4%ほど(H29年度)しかいませんので、実態を詳しく知らない人のほうが多いです。もしあなたが会社を辞めて無職の状態であり、アルバイトで働きながら転職活動をしようと思っているのなら「派遣社員」という選択肢も考えて見てください。

以下に私が派遣社員として働いていた時にメリットだと思ったことを挙げます。

派遣社員のメリット

働きたい業界・職種を派遣会社に伝えて希望に近い会社で働けた。

派遣会社に登録したあとに担当者に自分の経験やスキル、やりたい職種などを伝えるので比較的希望に沿った案件を紹介してもらえました。希望と違ければ断ればいいので、配属された部署や仕事内容が違うというミスマッチを事前に防ぐことができます。

所属の会社が違うので割り切って仕事が出来る。

派遣会社所属で派遣先の社員さんと同じではないということで最初は寂しく感じるのですが、逆に考えれば外部の人間ということで割り切って仕事が出来ます。派遣社員をよく使う企業は社員も派遣会社に依頼して来てもらっているという事を分かっているので扱いにも慣れています。

私が何社か勤めた派遣先で邪険な扱いや意地悪をされるようなことはありませんでした。トラブルや人間関係に問題があるときには派遣会社の担当に言うことで対応してもらえます。自分で直接の対応をする必要はありません。

アルバイトよりも時給がいい

派遣社員は全体的にアルバイトよりも給料が高いです。ボーナスなどは基本的に無いので正社員には及びませんが専門的な業務で経験やスキルが必要な職種であればあるほど時給は高い傾向にあります。

「え・・でも、私はスキルとか無いし・・」とか思ったりしていませんか?

派遣社員は専門スキルを持っている人だけが派遣されるわけではありませんし、思ったよりも求められるスキルの幅は広いです。今現在出来ることをチェックしてもらえたり派遣会社の担当者と話すことでアドバイスをもらえることもあります。

私も最初の頃PCが上手く使えない状態でも仕事を紹介してもらえましたし、派遣先の会社で知ることも多く勉強になりました。

正社員での入社は難しそうな大手の企業で勤務できる

大手企業にまともに入社するのは、なかなか難しいことだと思います。しかし派遣社員だとハードルが低くなりますので、テレビや新聞でよく聞くような大手の会社でも働くことが出来たりします。そういうところで働くと学ぶことも多く、経験や知識が次の転職先で役立つことも多いです。

私も知らない人はいないような大手自動車会社に派遣社員として働いたことがあります。他にも多くの派遣社員が働いていて扱いも慣れているので快適に働くことが出来ましたし、様々な経験や知識を得ることが出来て、契約期間が終わった後、転職した際の良いアピール材料になりました。

紹介予定派遣という社員登用前提の求人があることも

一般派遣社員の仕事の中には「紹介予定派遣」とついた求人があったりします。これは「一定期間派遣社員として働いたあと、お互いの合意があれば社員として迎えたい」という求人です。

実は私は紹介予定派遣として半年働いて、その後、契約社員として半年の試用期間を経て正社員として入社したことがあります。

派遣社員の頃から周りが忙しそうだったので、半年間が終わった後、派遣社員から直接雇用になるか悩んだのですが、せっかくだからと社員契約したら案の定激務でした(笑)

派遣社員の期間に会社の雰囲気や仕事などを知ることが出来るのはメリットだと思います。嫌であれば契約満了で終了させてしまえばいいわけですし。

派遣で働くデメリット

3年を超えて同じ職場で働けない

せっかく雰囲気や人間関係が良い、仕事がしやすい会社に巡り合っても3年経つと契約更新できず会社を変えるか、他の部署に異動しなければなりません。

契約更新による雇い止めがある

また、数ヶ月毎に契約更新を繰り返しながら働くので派遣先の経営状態によっては契約を更新されず雇い止めになる可能性もあります。最初に削減対象になるのはアルバイトや派遣社員と思った方がいいです。

交通費が出ないことが多い

多くの派遣案件で交通費が出ないことが多いです。通うのに大変でないかをしっかり確認して、交通費に関して派遣会社と交渉してみるのもいいかもしれません。(私は通うのが遠いからと駄々をこねて交渉したら時給が少しアップしました)

派遣をうまく使う

派遣法はコロコロ変わるので働いている人にとってはいい迷惑なのですが、上に書いたデメリットがあるので、働く側も長い期間派遣社員で働くとは思わず「アルバイトよりも高めの時給をもらいながら知識や経験などを身に付けつつ転職までのつなぎにつかう」が正しいのではないかと思います。

契約期間が数ヶ月毎というのも逆手にとって転職活動の具合を見ながら、次の更新はしないなど自分で判断することもできます。

まとめ

 

アルバイトやパートは短い時間で自由がきく働き方が出来ますが、派遣社員はフルタイムのことが多くこれには良い点と悪い点があります。

フルタイムであれば勤務時間が長いので給料が増えますが、自由に活動する時間が限られるので転職活動が大変になります(派遣社員でも継続的に勤務していると有給休暇は発生しますので、うまく使って対応したいところです)。

アルバイトや派遣社員は正社員に比べ確かに不安定です。しかし誰もが希望した正社員の職に就けないことも事実です。

正社員を目指すのであれば就職するまで、会社を辞めて資格試験などを勉強しているのであれば、その間の生活費を得るための手段として、正社員以外の働き方を繋ぎとして「使ってやる」という気持ちで色々な選択肢の中の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。


PR
スポンサーリンク
トップへ戻る
error: Content is protected !!