理不尽なお客さんから有難いお言葉と恫喝をもらった思い出を語る

こんにちは。Mono(モノ)です。

私が以前に勤めていた会社では取引先に無理を言われて困った経験が多々あります。

営業マンやお客さんとやり取りをしながら進める仕事をしたことがある人は結構当たり前だと思いますが、相手の顔を立てつつこちらの要望を通すというのは神経を使う仕事です。

社内とお客さんの間や社内の各部署の調整役になると、誰もがみんな文句や愚痴や無理難題を吐き出してきます。

今現在、会社で調整担当役をしている人。お疲れ様です。

今日は私がある零細企業に勤めていた時の出張時の思い出話です。

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お客さんとの思い出話

その時、私はある大手企業の正門前の受付で打ち合わせのため呼びつけられて待っていました。

その企業は名前を知らない人はいないくらいの大企業です。

夏も終わり少し寒くなり木枯らしが吹くような季節。飛行機に乗って時間を掛けてやってきました。

待ち合わせ時間の15分前に正門の守衛さんがいるところで訪問手続きをして、私を呼びつけた担当者に連絡してもらいました。

後で打ち合わせを行う会議室に案内すると言われて、待ち合わせ時間からすでに1時間経過しています。

イライラしながら待つ私。

これが初回でこちらから会いたいとアポイントを取って訪問したのなら何時間でも待ちますが、毎回呼び出され過去10回のうち7回はこうやって長時間待たされています。

大体この企業との取引はあまり利益に繋がっていません。名前の知れた大企業の仕事だから飛びついただけで、打ち合わせばかりで動き出さないですし「見積り → 高い!安く → 見積り → 高い!安く」の繰り返しでした。

やっと見積りに納得したようで、いよいよ動き出す状態になりましたが会社内でも本音はやりたくないという声がちらほらあります。

そんなことを考えていると私を呼ぶ声が「○○(会社名)さん!」

振り返ると守衛さんが立っています。打ち合わせを行う会議室を指示されるのでしょうか。

守衛「今日は都合が悪くなったそうです。明日の同じ時間に再度訪問してください」

うわーマジか・・・またか・・・

こんなことは営業マンだと珍しくないですし、私も初めてではないですが、仕事を止めてわざわざ来ているのでショックは大きいです。それに私は営業ではないですからね。

というわけで昼間からビールと焼き鳥で明日に備えます。

次の日。まったく同じ状況で正門の前に突っ立つ私。デジャヴ?

それでも、その日は40分ほど待っただけで会議室に通されました。

毎回思うのですが待たせたことに対する謝罪が無いのは会社の規模どうこうでは無く人としてどうかと思いますが、吹けば倒れる零細企業の技術者なのでグッとこらえる大人な私。

奥の会議室に入るといつもの担当者以外にも見慣れない人物が座っています。どうやら上司のようです。

マンガみたいな髭を生やした人物が話し出します。現在進めているプロジェクトに影響力を持つ人物のようです。

髭が気になって役職とか忘れてしまいました。

この会社が携わっているプロジェクトは国の補助金が出るような製品です。

私の会社もその製品に必要なモノを作っており信頼性が求められるモノなので設計・製作・検証・試験などの工程を大急ぎで進めても1年は必要だということで話はまとまっていました。

ですが髭の長老がいう事には・・・

「国が推進しているということは国家プロジェクトなわけであります。他の仕事を除けてでも対応してもらいたい!1年なんて掛り過ぎ!4ヶ月で仕上げて欲しい!なんせ国家プロジェクトだから!!」

と、いきなりの前倒し命令。

現時点では、ほとんど実務作業は何も進めていない状態。

この仕事自体にウチの会社が疑問を持っているのにマンパワーかけて4ヶ月で対応するわけがない・・

チンタラ進めていたのはそっちなのに答えだけは早く欲しいらしい

「では、ちょっとこの場で会社に確認しますので・・・」当然私の一存では決めることは出来ないので、その場で上司に連絡。

上司「バカか!そんなの対応できるわけないだろ!赤字になるだろ!断れ!!」

契約時のエビデンス(議事録みたいなもの)にもスケジュールが記してあるので逸脱するような無理な言い分はしっかり断る必要があります。

「申し訳ありません。期待に応えるのは難しく対応出来かね・・」と断りの言葉を話し出すと長老が被せるように語りだします。

あれ?何の話だ・・?

長老は有難いお言葉を語ります。

自分が営業マンだった頃は、お客さんの言うことを断ったことが無かったという事。

戦後日本が大変な時に希望を捨てずに皆が働いたことで経済大国になったこと。

皆が汗水たらして働くことこそ素晴らしいことであり利益は二の次であること(←?)

自分が子どもの頃、アメリカ兵にチョコレートをもらったこと(←????)

どんな嵐の日でも毎日犬の散歩を欠かしたことが無い事(←???????)

全く何を伝えたいのか分からないけれど、黙って聞く私。

長老のテンションも上がり、「国家プロジェクトなのに断るという事は日本の発展に貢献しないということ!つまり・・・」

「非国民ですぞ!!!!」

短い人生のうちで非国民という言葉が日常会話に出てきたことが無かったのでポカーンとしてしまいました。

長老はまだ有難いお言葉を語っているのですが、さすがにヤバいと感じた担当者の人が

「会社に持ち帰ってもらって検討してもらえますか・・・」と強制的に幕引き。

まぁ・・・普通はそうですよね・・・。

その後、会社に戻り、こちらから「4ヶ月は不可能。どんなに急いでも10ヶ月が限界です」と回答を入れると「んじゃ10ヶ月でお願いします」とあっさり決定。

わざわざ飛行機で訪問して有難い言葉聞いて怒鳴られて何だったんでしょうか・・・。

その後、無事製品は完成。当初の予定数量分を納入して完了後、取引はなくなりました。

数年後、新聞で見ましたが、お客さんの事業所は無くなり事業自体を他の会社に売却したようです。

まとめ

人と関わる仕事をしていると結構変わった人やおかしな人に出会うことがあります。会社の規模はあまり関係ないように感じます。

技術職の私でさえ変な人とちょくちょく出会ったので、人と出会うのが仕事の営業マンは当たり前のように変わった人に出会うと思います。

お客さんと社内、社内の部署と部署、人と人とを調整したりする仕事はストレスを感じる仕事です。私も経験があるので会社員を辞めた今、調整がメインの仕事は非常に精神を病む仕事だったと思い出します。

なので、調整役をしているサラリーマンを私はリスペクトしています。

ほどほどに頑張れ!!

おわりです。

 

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