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同僚がうつ病に!同じ仕事なのにならなかった私が思う違いはコレ

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私が昔、バリバリの社畜だったころ、同僚のKくんがうつ病と診断され会社に来なくなりました。

これまでの社会人経験でKくん以外にもうつ病で異動や退職したりする人間を周りで5人ほど見てきました。

今回はKくんのうつ状態を紹介しながら、サービス残業♪休日返上♪帰りはいつも午前様♪なブラック企業で全く同じ内容の仕事をしていたにもかかわらず、うつにならなかった私がその違いを考えます。

鬱(うつ)病の兆候?

その頃の私の仕事は部品の設計業務です。大手メーカーさんの下請けなので半年・1年のモデルチェンジの時期に間に合わせるように納期は絶対。設計変更は直前までが当たり前の業界です。

これはエンジニアであればIT関係だろうが機械・電子関係だろうが変わりないですね。

私の所属チーム

私の1つ下のKくんは、体育会系でノリも良く周りに気をつかう人でしたが、少しだけ仕事が遅く最後は周りがフォローしてあげることが多かったです。

先輩のSさんは私とKくんと3人グループのリーダーで長くこの業務に就いているので仕事は要領よくこなしますが、気が弱いところがあります。

Kくんの異変

その頃は連日の遅くまでのサービス残業に加え、連休直前に大手メーカーから大規模な設計変更の指示が来て、みんな精神的にも疲れている状態でした。

3人で休日出勤して作業をしているときに、ふと気づくとKくんが目をカッと見開いたままパソコンのモニターを凝視し、ピクリともしなくなっていました。目を見開いているのにぼーっとしているという変な状態に私も何事かと思いました。

「Kくん!・・・Kくん!!」

私の呼びかけに、気付いたKくんは「・・・すいません」とだけ謝って作業を続けましたが、いつもより明らかに仕事のペースが遅くこのままでは私がフォローしても納期に間に合うか厳しい感じでした。

このままではマズイと思いSさんに間に合わないかもしれないことを伝えに行きました。お客さんからの催促のメールを読んでいたSさんは、そのことを聞くと「Kと話す」とKくんのところに行って「どうしよう?どうする?」と相談を始めました。

私がSさんに「(同じ部署の)他のグループに休日出勤出来る人いませんかね?」と言うと「それはダメだ!この仕事は俺たちでやり遂げなければならない」と強く言われました。

「じゃあ私がお客さんと納期交渉しますよ」と言うと、「それもダメだ。納期どおりに完成させて出さなければならない」と言います。

Kくんは青ざめていました。

結局連日徹夜しても間に合わず、お客さんから怒りのメール・電話にSさんと私が謝りながら2日遅れで設計データを提出しました。

Sさんは気が弱いけどプライドが高い内弁慶でした。

Kくんは体育会系なので辛くても真面目に頑張って仕事に取り組みます。仕事が遅れているときは休憩に誘っても「あ、後で行きますんで」と言いながら休憩せずに仕事を続けるような人でした。

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鬱(うつ)でのリタイア

その後Kくんは仕事のミスが増えました。お客さんから指摘されることもあり周りのフォローも追いつかないほどでした。それなのにKくんは気が付くとぼーっとして手が止まり、居眠りすることさえありました。おそらくこれも「うつ」のサインだったのだと思います。

ある時、同じようなミスをした時に、これはおかしいと感じてKくんに話しかけると、Kくんは「いや~すいません・・次からは気を付けます・・」と笑顔でいいながらボロボロと涙を流し始めました。

笑顔のまま声を抑えて泣く姿に異常を感じた私はSさんでは無く上司に直接Kくんの状態を話し、その後帰宅したKくんは病院でうつ病と診断されました。

Kくんが自分の仕事が遅く周りに迷惑をかけていることが気になり、夜あまり眠れない状態だったと後で上司から聞きました。

私はもっと早くKくんのサインに気づけなかったかと後悔しました。

世の中は自己中心的な人間のほうが得をする?

Kくんがリタイアしたあと、Sさんは仕事をどうするかと自分の立場のことばかり心配していました。ムカついたので遠くから太めの輪ゴムで頭を撃ってやりました。

でも、この世の中はSさんのような自分のことばかり考える自己中心的な人間のほうが「うつ」にもならず無用な心配もせずに得ではないかと思います。

Kくんは常に周りのことを考えていました。会社の行事や会議に頻繁に駆り出され、明るく頼みやすいので周りから様々な仕事を頼まれ、責任感が強いのでやり遂げるよう努力していました。

ちなみに私はというとSさんのように自己中心的ではありませんが、出来る限り仕事に優先順位をつけて順位の低い仕事は断り、無駄そうな会議は欠席することが多かったです。

Kくん以外にも「うつ」でリタイアしたメンバーを5人ほど見ましたが、みんな共通して

「真面目で頑張り屋」

でした。

完璧主義なところがあって最後までやりきろうとするところや、辛くてもとにかく何とかこなそうと努力するところ、仕事をお願いしやすく断らないところなども共通していました。

一方自己中心的だったり、ちょっとみんなから嫌われているような人がうつ病になっているのを見たことはありません。

うつにならないコツ

私もブラック企業で働いていたのですから、「うあああああ!!!もう嫌だああああ!!!辞める!!辞めるうううう」となったことも一度や二度じゃありません。

そんな時、会社を抜け出して海を見に行ったり、近くのコンビニで甘いものを食べたりしたこともありました。

真面目を辞めること、息抜きがとても大事だと感じています(どうせ会社に戻ったら深夜までサービス残業です)

それから、私は結構周りに頼っていたと思います。「出来ないものは出来ない」「助けてほしい」「これは1人では無理」など出来る限り周りを巻き込むように仕事をしてきました。

休日は(休めれば・・)意地でも仕事のことを思い出さないようにします。趣味に没頭したり予定を入れたり、無理やりにでもリフレッシュしてました。

このように少し手を抜いた考え過ぎないやり方のおかげで、お客さんに怒られながら少ない給料で深夜までサービス残業しても心が病まずにやってこれたのではないかと思います。

会社は助けてくれない

会社は助けてくれません。会社とは言っても人の集まりですし、どの会社も上司や上層部は「自己中心的」な人や「周りを蹴落として出世した人」が多いわけですから期待することは出来ません。

結局はうつ病になって働けなくなると、優しい言葉を掛けながら本音では「復帰できないなら辞めろ」って声が聞こえてきます。

まとめ

Kくんの涙を見たので「うつ病」は本当に心の病だということを感じます。私の周りでうつになってしまった人をまとめると

・真面目で頑張り屋の人は特に注意!

・何でも引き受ける頼まれやすい人も注意!

・どんな仕事も辛くても完全にやり遂げようとする人も注意!

うつを事前に防ぐコツは

・ちょっとだけサボる

・好きな事を考える(仕事は二の次)

・断ったり、出来ないと言うことも大事。1人で完璧には無理

自分ひとりで全てを抱え込むとKくんのように潰れてしまいます。周りが異変に気づいてあげるのも大事ですが、本人も無理しないように取り組むのが大事だと思います。

ちなみにKくんは1年ほどの療養の後、見事に転職してホワイトな企業に勤めてます。ヨカッタ。

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